ひとつとして同じ現場はない。
全国各地の現場経験が、不可能を可能にする。
OMC株式会社 システム事業部システム課
O・Dさん 2018年入社
OMCのシステム事業部で働く電気系プラントエンジニアの私は、配合飼料プラント建設の電気設備やFA(工場の自動化)システムなどの設計・施工管理に取り組んでいます。最近、遂に大規模プロジェクトの電気・システムのメイン担当に初めて挑戦しました。
家畜が喜ぶおいしい飼料を自動製造。その新設備を導入する大規模工事。
愛知県にある某飼料会社の巨大飼料プラント。その一角に「圧ぺん設備を新しく導入したい」という相談がOMCに入りました。圧ぺん設備とは、牛などの飼料となるトウモロコシといった原料を一定時間蒸し、大きなロールを通過させ、フレーク状に加工する設備。家畜にとっては消化しやすく、ヘルシーでおいしい飼料であるため、家畜の成長を促進させる効果があります。OMCはこの圧ぺん設備の自動化製品を開発しており、そのエンジニアリング実績が全国各地で豊富にあります。今回、OMCのエンジニアたちが現地に行き、限られたプラント内のスペースで設備を導入するための調査を実施。その上で検証を重ね、実現可能な圧ぺん設備の導入の提案を行い、この大規模プロジェクトを請け負うことになりました。2022年春のことです。
最近、初めてメイン担当に。思わず気持ちが熱くなった。
小さい頃から工作好きで、中学のときに授業で電気コードを作ったのが楽しくて、高校は電気科で学びました。
OMCに入社すると配合飼料プラントの建設現場で、プラント事業部が機械設備を設置した後、それがスムーズに稼働するような電気配線やFA(工場の自動化設備)の設計、施工現場の管理に取り組んできました。青森、岡山、福岡、鹿児島の現場を経験し、今回の設備増設プロジェクトに加わることが決まりました。そのとき、上司から言われました。「今回、電気のメイン担当を君に任せるから」と。私にとって、ここまでの大規模プロジェクトのメイン担当を任されるのは初めてで、一瞬不安を感じましたが、上司がサポートしてくれるし、任せてくれる以上、最後までやりきろうという気持ちになりました。
同じ仕事の繰り返しはない。自分の創造性を信じて。
今回のプロジェクトは7月から工期に入り、完成目標は12月。私がOMCの仕事で魅力を感じているのは、元請けとして自分のペースややり方で仕事を進められること。その分、自分で考えなければならないことが多いです。自分の創造性を生かしたい、自分はこうしたい、と積極的に仕事をしたい人にとって魅力的な仕事だと思います。多くの協力会社の技術スタッフたちとチームを組み、メイン担当として指示を出し、施工管理に挑みました。そうして4カ月後、ひと通りの工事が終わり、飼料会社のお客様立ち合いのもと、新設備の試運転を行いました。実際に配合飼料が自動製造されることを確認し、お客様とともに微調整を繰り返し、「結構いい製品ができるようになったね」と称賛され、工事は終了へ。
ホッとしたと同時に大きな達成感と手ごたえを感じました。
100億円の巨大プロジェクトに参加。当時の悔しさをバネに大きな成長へ。
私は入社1年目のとき、福岡県の総建設費用100億円規模の巨大プロジェクトに参加しました。しかし、まだ経験が浅かったために大きな仕事には関われず、目の前の仕事についていくことで必死でした。
今後の目標は、世の中の工場や機械の電気制御についてもっと学び、大型プラント新設プロジェクトのメイン担当を任されるような存在になることです。